応用タンパク質研究支援部門

応用タンパク質研究支援部門

応用タンパク質研究支援部門の概要について

タンパク質は生命活動そのものである一方で,その複雑さゆえに構造や機能の解析が困難なことも少なくありません。愛媛大学学術支援センター 応用タンパク質研究支援部門は、愛媛大学発の無細胞技術を基盤として国内外のタンパク質研究の進展に資するサービスを提供することを目的とした共同利用施設です。4階建て,延べ1,500平米の施設には,タンパク質研究のための各種解析装置やラジオアイソトープ実験施設を擁し,バイオテクノロジーの研究開発に対応した実験設備を備えています。学内外の利用者に対する分析機器の貸し出し、放射性同位元素等の総合的管理、さらに基礎から応用にわたるタンパク質研究の支援受託業務を提供しています。当施設に設置された機器と利用者のアイデアで生命の新たな扉が開かれることを願っています。

部門長挨拶

greeting-2.jpg応用タンパク質研究支援部門(通称APR: Division of Applied Protein Research)は、愛媛大学が得意とするタンパク質研究の支援を目指して設置された施設です。多種多様なタンパク質の解析に対応できるように、タンパク質の自動合成装置から始まり、タンパク質の精製や種々の分析装置など、様々な共通機器を設置し利用者に提供しています。また、共通機器利用だけではなく、タンパク質の生産や薬剤探索、診断に向けた自己抗体探索など、幅広くタンパク質が関わる受託研究も実施しております。アカデミアだけではなく、国内外の企業からも利用されておりますので、是非お気軽にお問い合わせ下さい。

研究分野の紹介

応用タンパク質研究部門ではタンパク質を中心とした基礎・応用研究を支援する機器や施設を管理運営しています。

質量分析計、蛍光プレートリーダー、円二色性分散計、高速アミノ酸分析計、NMR装置、タンパク質間相互作用解析装置、粒径測定装置などのタンパク質の機能構造解析機器を備えています。また、生化学実験のためのラジオアイソトープ実験室を維持管理しています。また、タンパク質発現ベクター構築を支援するためDNAシーケンサーを設置しています。他に、細胞培養設備とライブイメージングに対応した共焦点レーザー顕微鏡を備え、細胞生物学的な研究をサポートします。これらの設備は所定の講習を受講することで全学の研究者が利用可能です。

また、本学プロテオサイエンスセンターと連携し、本学発の技術であるコムギ無細胞タンパク質合成系を用いた組み替えタンパク質の受託生産と生化学的機能解析の支援受託業務を提供します。当部門が保有する自動タンパク質合成装置を用い、数百、数千種類のタンパク質を搭載したプロテインアレイを用いたスクリーニングや膜タンパク質などの合成難タンパク質の生産、抗体作製支援などのサービスを提供します。

新着情報一覧

2022.11.15
共同利用機器予約システム(学内限定)の利用再開について
2022.11.08
共同利用機器予約システム(学内限定)の利用停止について
2016.06.08
共焦点レーザー顕微鏡LSM700, LSM7DUOの講習会のご案内
2016.05.12
応用タンパク質研究部門の新着情報です。

連絡先

〒790-8577 愛媛県松山市文京町3番
TEL:089-927-9686
FAX:089-927-8528